断食旅行in伊豆(1)

 8月下旬に遅めの夏休みを取り、伊豆へ断食に行ってきた。記憶が薄れないうちに、レポを!

<行くまでの経緯>
 本当は、白神山地ハイキング&五能線の旅に出る予定だったが、体調を崩したため、キャンセル。休みも旅行代もキープしたのだから、4日間とも家でゴロゴロするのはちょっとねぇ・・・。もう少し体に負担のかからない所はないかなぁ?と探すも、どこもなーんだかイマイチ、ピンとこない。

 と、その時ふと、”断食”というキーワードが浮かび、調べてみたところ、”断食しながらマッサージを受けられ、温泉にも入れる。別荘地の中にあるので、その中を散歩できるし、足を伸ばせば伊豆の観光地にも行ける。そして各部屋にテレビデオがあるので、退屈しない!”という天国のような場所を発見!

 大食いのワタシなので、こういう機会でもなきゃ断食なんて、おそらく一生体験しないだろうし、最近お疲れ気味だから、マッサージや温泉、別荘地の散歩なんて、気持ち良さそう♪ そして何よりもワタシの心を動かしたのは、そのような環境にいながら、友人から借りたヨン様のVTRを、存分に堪能できるということだった!
 そんなこんなあって、4日間にわたる断食旅行へGOとなった。

<1日目〜断食〜>
 出発当日から断食は始まり、今回の舞台となる健康センターに到着するまでの間も、当然ミネラルウォーターのみ(水は、たくさん飲むよう言われた)。センター到着後は、健康診断も兼ねた簡単な面接を行い、早速電気のマッサージを受けた←とっても気持ちよい〜!

 センターでは、酵母の入った飲み物(ちょっとお酢の味がする。美味とは言えないが、飲めなくもない味である)や薬草茶、アルカリイオン水が提供され、1日にそれらをコップ10〜15杯飲むようにすすめられる。そして、体調が悪くなければ、軽くでいいから体を動かした方が良いとのことで、センター周辺や伊豆の観光名所のレクチャーも受けた。 
 5時にはこの日のスケジュールが終わってしまい、夜はひたすら長い!でも一応、気合が入っていた(?)せいか、はたまた前日、”断食が始まるから・・・”と大食いをしたせいか分からないけど、この日は特に空腹に悩まされることがなく、ヨン様のVTRをひたすら見て、過ごした。<2日目〜断食&初めての回復食〜>
 センターで飼っている鶏が朝早くから鳴いていたが、ぐっすり熟睡。朝は8時から、気功を取り入れた体操から始まった。しかし気分のすぐれない人は部屋で寝ていてもよく、あくまでの自由参加であった。
 そして体操後は、すぐマッサージを受ける人と午後からマッサージを受ける人とに分かれる。

 2日目のマッサージは、初回のよりも本格的で、赤外線や可視光線(どのような光の類だったかは、定かではない)を照射したり、お灸をしてもらったり、磁気シャワーを浴びたりした。ほんの数回で、はたしてどれだけの効果があるのかは分からないが、とにかく横になっているだけでいいので楽チンであり、あれだけ寝たにもかかわらず、最中にもぐーぐー寝入ってしまった。

 ワタシは午前中にマッサージを受け、その後近所を散歩。蝉時雨を聞きながらの散歩は爽快で、途中野生のリスにも遭遇した(とっても可愛らしい♪)。場所によっては座禅などを行う道場のようなところもあるようだが、このセンターは基本的に自由行動OKで、それがワタシには有難かった(買い食いさえしなければ、近くのコンビニにも行ってOK)。
 身体的には、それほど大変ではなかったが、がんばり過ぎて途中で具合が悪くなるのは嫌だったので、散歩を早めに切り上げ、ヨン様三昧〜!

 2日目も前日同様、3種類の飲み物をたくさん飲むよう言われる。しかしさすがにこれらの飲み物ばかりでは飽きがきてしまい、午後にはテレビで食べ物が映ると、お腹ギュルギュル〜、よだれジュルジュル〜状態。そんな時はすかさずヨン様のVTRに換えて乗りきった。

 5時になって、ようやく待ちに待った夕食!断食開始から約40時間が経っていた。しかし夕食と言っても重湯と野菜スープ、梅干2個のみ。野菜スープは、皮付きの野菜を6時間ほど煮込み、具なし味付けなしであったが、野菜の甘みが出ており、美味しかった。

 断食後の胃は大変敏感になっているため、回復食は少量で、かつ刺激の少ないものから始めるとのこと。それにしても少なすぎ〜。普段だったら3分くらいで食べ終えてしまうところだが、それではもったいなので、ひたすらゆっくり食べるようにした。
 梅干嫌いだけど、この際、そんなことも言ってはおられず、食べられる物なら何でも〜と、梅干も全部食べた。

 断食中はのぼせやすいため、入浴よりもシャワーをすすめられ、この2日間はシャワーのみ。せっかくだから、温泉に入りたかったが仕方なし。