断食旅行in伊豆(2)

 昨日からの断食レポの続きなり!

<3日目〜回復食〜>
 今日も朝から、気功体操→マッサージのメニューを行う。その後は、お待ちかねの朝ご飯。重湯から玄米粥になり、それにお味噌汁(めちゃ、ウマ〜♪)、ケールとりんごのすりおろし合え(甘くて美味)、梅干2個がつく。隣の席の人は野菜嫌いらしく、せっかくの回復食だというのに、ほとんど食べられず、かわいそう。ワタシだったら、ガマンしてでも食べちゃうだろうなぁ。
 ちなみに回復食になると、酵母入りドリンクはなくなるが、薬草茶とアルカリイオン水は引き続き提供され、やはりたくさん飲むようすすめられた。

 お盆も過ぎた平日だったこともあり、断食者は10〜15人程度。集まった面々は大学生から主婦、大学教授と実に多彩。中にはワタシと同年代の夫婦もいた。3日も経つと、お互いだんだんと打ち解けるようになり、この日は4人で城ガ崎海岸や周辺のお店を2時間半ほど散歩した。
 道中、美味しそうなアイスクリーム屋やイタリアンのお店があり、「うぎゃ〜」と思ったが、ここはガマンガマン。4人で見て見ぬふりして、やりすごした。

 散歩から帰った後は、自然食の講義と2人でできる簡単マッサージの講習。自然食の講義は、とてもためになった。そして回復食での夕ご飯は、玄米粥・ジャガイモの煮物・麩と大根の煮物・ケールとりんごのすりおろし合えと、だいぶ食事らしくなった。普段、お麩なんて食べないので、ちょっと新鮮な感じがした。

 ようやく入浴許可が出たため、最近(1〜2年前?)できたという”DHCリゾート・赤沢温泉”へ夕食後は連れて行ってもらった。ここはDHCの商品が自由に使えて、かつ新しくてきれい。頭上に月を、そして眼下に海を眺めながらの大露天風呂は、この上なくサイコーだった。

 美味しい回復食も食べたし、もうそんなにも空腹感に悩まされることはないだろうと、『どっちの料理ショー』を見たのが、よくなかったらしい。内容がワタシの好きな中華料理対決だったこともあり、「おいしそ〜。食べたいよ〜」モードに入りまくり。明日の帰りは、どこで何を食べようか?ということを考えながら、眠りについた。

<4日目〜普通食〜>
 今日はとうとう、シャバへ戻る日!いつものように気功体操の後は、体重測定と簡単な健康診断、面接(今後の食事や生活の指導)があった。体重はなんと2キロ減!でも大食いをした後は、2キロくらい増えることはよくあるので、あまり感激はしなかった。

 最後のマッサージを終えると、ようやく”普通食”にありつけた!天然酵母の焼きたてパン・野菜とわかめのスープ・豆腐ハンバーグ・茹でた野菜が少し(野菜は無農薬もしくは低農薬で、裏庭から採れたて!)・エディブルフラワーが少し・ごぼうサラダ・
梅酒ゼリー。特に天然酵母のパンは絶品だった!

 昼前に伊豆高原駅から電車に乗り、途中、小田原で下車。干物を買い求めた後、シャバに出て、初のご飯を食べた。地元産の魚を使った握り寿司7カンと潮汁のセットは非常に美味しかったが、普段、最低10カンは食べるワタシなのに、これで満腹を感じてしまった自分自身に驚いた!昨夜はあんなに「食べた〜い!」という欲求が強かったのに。そして、肉類を食べたいという欲求が、ほとんど湧き上がらなかったことにもビックリした。

<まとめ>
 同僚に断食のことを話すと、「半日で挫折する」とか、「コンビニに買いに走るに違いない」と手痛いコメントを受け、ワタシも正直、できないのではないかと思っていた。
 でも辛いという気持ちより、今までにやったことがないことを体験できるというワクワク感や自身の変化を面白いと思う気持ちの方が強く、思ったよりも苦痛なく断食を行うことができた。

 マッサージや温泉、散歩、そしてヨン様VTR(!)といった、心地よいものに囲まれて過ごすことができ、気分転換ができたのも、大変良かったと思う。質の良い休暇を過ごすことができ、体の中から疲れが取れて、大いにリフレッシュできた。

 本格的に断食をする人は7泊8日くらいのコースで行うというから、ワタシのなんて、断食の域ではないかもしれないけど、断食はおススメです。皆さんも一度、お試しあれ!