”弾き語り”でびゅー♪

 先日、職場の1大行事である忘年会が無事終わり、とうとう”弾き語り”デビューを果たした!(ここに至るまでの詳細は、当日記10月20日付をご参照下さい)。

 本当は小坂明子の『あなた』をするつもりで、衣装チェックのため銀座の山野楽器にCDを見に行くという徹底ぶりだった。がしか〜し、直前になって「やっぱ、あの歌暗いし、やーめよっ」といつもの気まぐれが出現し、デビュー5日前に急遽、『いい日旅立ち』に変更。『いい日〜』は以前、伴奏で弾いたこともあったから、大丈夫だろうと気楽に構えていた。

 その後、家でヘッドフォンをつけて練習したところ、<弾く>ことに関しては、それなりにできるようになった。が、何と言っても”弾き語り”だから、歌わなきゃいけない!今まで弾くことばかりやってきた私にとって、これは思いのほか難しかった。歌に集中すると演奏を間違えるし、演奏に集中すると歌詞が出てこなくなるのだー!
 もうとにかく無我夢中で、本番直前まで練習した。

 当日の衣装は、”女神さま風(?)”ということで、紫色のロングスカートにラベンダー色のノースリーブ。それにラメ入りショールをはおり、頭にはきらきらと輝くティアラもどき。そして演奏はアンプから、そして歌声はマイクから流れるというセッティングも見事に見えた。

 でも悲しいかな、外見は見かけ倒しにすぎず、デビューの内容は惨たんたるものだった!とにかくあがってしまい、演奏はコケまくるし、歌詞も出てきたり出てこなかったり。加えてバッチリと思われた音響設備も、マイクからほとんど音が流れず・・・。”あ〜、もっと練習しておけばよかった。やっぱ一夜漬けはいかん〜!”と、まさに穴があったら入りたいという状態のワタシであった。

 フォローに困った司会者から、”『冬のソナタ』のテーマ曲でも弾いて”とその場でリクエストあり。”もうこうなったら何だってやったるわぁ〜”の心境だったので、半ばヤケ気味で弾いたところ(歌はなし)、これが思いのほか上手に弾け、『いい日〜』よりも受けが良かったのにはビックリ!あ〜、これだったら最初からヨン様の格好をして、『冬ソナ〜』でいけば良かったわん・・・トホホ。

 終わった直後は、”もう2度と弾き語りなんてやらない”って思ったのだけれど、少し経ったら”来年はもっと練習して、リベンジ(死語?)よぉ〜!”なんて思っちゃったのだから、ワタシってば懲りない奴。いや、単に他の人と同じようなことがやりたくないだけの、目立ちたがり屋なのかも。

 いやはや、槇原敬之綾戸智恵ら、ピアノやキーボードを弾きながら歌っている人達ってスゴイなぁーと、あらためて思った。そしてもう、ココロは来年の発表のことでいっぱいなワタシなのでありました!