寒いけど温か〜い秩父路の旅

 3月にボランティアのメンバーと秩父へ苺狩りに行くことになったため、ちょっと前の週末に下見へ行って来た。同行したのは、メンバーの家族(お母様)2名。苺狩りなんて4年ぶり♪ ”がっぽり食べて、元取るぞー!”と、下見の意義を半分忘れかけているような意気込みで秩父へ乗り込んだ。

 ちょうどその日は開園初日だったが、まだ人もまばら。こんなに早くから苺狩りができるなんて知らなくて、ちょっとビックリした。外は風がぴゅーぴゅーと寒く、どんよ〜りとした曇り空だったけど、さすがにハウスの中はポカポカ〜ホワホワ〜って心地よい。”さぁーて、ガンガンいきますかー!”と思いきや、今日は話を聞いて、中を見るだけとのこと。えー、食べられないの〜?がっかり〜。

 ボランティアのメンバーの中には車椅子の方もいるので、今回行ったのは車椅子に乗ったまま苺狩りができるという農園。トイレの設備も大丈夫そうだし、メンバーが疲れた時のために特別に椅子を用意して下さるという点や、制限時間は特に気にせず、満足いくまで苺狩りをしても良いという配慮も◎。当日は苺をたらふく食べた後、皆で餅つきをし、苺大福を作るというお楽しみ付き♪

 あまりにも物欲しそうにしていたからか、いくつか味見させてくれた。うーん、”苺はやっぱり、露地栽培に限る”と思っていたけど、ハウスの苺もなかなか。お土産に自家製の苺ジャム(非売品)までもらってしまった。
 お母様方が苺を買ったので、これまた味見させてもらった(ただ食いばっか?)。それは<紅ほっぺ>という、あまり聞かない品種で、なんでも<章姫>と<さちのか>の掛け合わせらしく、まだまだ市場にもあまり出回っていないんだとか。ホント、ほっぺたが落ちんばかりの美味しさであった。

 農園の近所で昼食を取り、そこのおばさんにも<紅ほっぺ>のおすそ分けをしたところ、自家製干し芋を大きなストーブで焼いたものをご馳走してくれた。素朴だけど、市販の物より甘みがあって、食べだしたら止まらない美味しさ♪。その後、帰途につき、帰り際、お母様方とお茶を飲みながらおしゃべり。

 それにしても、よく食べてよくしゃべった1日だったなぁ。特にお母様方とはボランティア以外でお話しする機会なんて滅多になく、違った一面を知ることができ、とても良かった。外は寒かったけど、秩父の方々やお母様との交流で、心はホカホカ〜♪でも昔は、おばさん世代の人と話なんて合わないと思っていたのが、そう思わなくなったということは、ワタシもおばさんになったということかも。。。

*美味しい苺の食べ方:苺は、へたの部分から食べると美味しいんだそうな!