さよなら日立電鉄ぽた
日立電鉄という電車、ご存知だろうか?この3月で廃線になるのだが、自転車を輪行しなくても乗せられるということで(事前の連絡は必要らしい&自転車持ち込み代として200円かかる)、自転車と共に乗ってみませんか?と、尾崎@フランスさんが素晴らしい企画を立てて下さった。
実はワタシ、日立電鉄なんて聞いたこともなかった。でも、そんな夢の電車(ちとオーバーか?)なんて、南会津サイクルトレイン以外で見たことないし、電車企画って好きだし、それに茨城の北部に行ってみたかったのもあって、参加してみることにした!
・本日の大まかなコース: 東海村〜久慈川サイクリングロード〜常陸太田市内(美味しいちまき屋とうどん屋あり!古い建物も見どころ)〜城北太田より日立電鉄乗車〜久慈浜で下車〜海岸線を走り、日立駅でゴール
集まったのは14名。今日の茨城は快晴で空気がひんやりとして冷たいけど、走り出すとそれほど寒さは気にならなかった。久慈川サイクリングロードでは、向かい風にやられ、早々に体力消耗。でも久慈川のきれいさや木製の沈下橋が、目を楽しませてくれた。
”目を楽しませた後は、やっぱり舌も楽しまなくっちゃ!(これ、ワタシの基本!)”ということで、常陸太田市内のちまき屋さんで、まだほのかに温かさが残る出来たてのちまきを食す。餡が入っており、笹団子みたいで、節句に食べるちまきとは違うけど美味しく、ついでに桜餅や栗団子まで食べてしまった!
昼食は、ジモティおすすめのうどん屋さんへ。大きなえびの天ぷらがのった鍋焼きうどんを食べたが、けっこう量があるわりに安い。そしてうどんにコシがある。圧巻だったのは、スペシャル冷やうどんで、まるでカキ氷みたいに山盛りになって出てきて、皆ビックリ。半分くらい食べてようやく並みの量に!あれで680円とは、またまたビックリであった。
常陸太田市内は、昔ながらの建物が残っている街で、年季の入った味のある建物や、どっしりした造りの土蔵など、途中で止まってしげしげと眺めたくなる建物が思いのほか多かった。古い街並みや建物を見ることが大好きなので、これは思わぬオマケつきでうれしかった。
そして、本日のメインイベントである、日立電鉄乗車!中には、折りたたんでいる人もいたが、せっかくの機会だからと、ワタシは折りたたまずに乗車。2両編成なんだけど、けっこう揺れるから、自転車が倒れないよう押さえていないといけない。 あぁ〜でも、折りたたまずにそのまま改札を通れるなんて!折りたたんでいない自転車をそばに置いて、座席に座るなんて!折りたたんでいない自転車と、一般の乗客が同じ車両に乗り合わせているなんて!夢のようだわっ♪ 電車を写す人あり、珍しい部品を見つける人あり、「これは営団地下鉄のマークだ」と解説する人ありetc・・・やはりこの企画に集まった面々からは、鉄系のかほりが漂っていた!
15〜20分ほどで久慈浜駅で泣く泣く(!?)下車した後は、海岸線を一路日立へ。海を見るのは久しぶりで、ダイナミックな波音に耳を済ませたり、砂浜で波と戯れたり。 走った距離は少なかったけど、サイクリングロードあり、街並みの道あり、海岸線の道ありと、変化が楽しめるコースだった。そして何よりも、日立電鉄だけでなく、行きは鈍行に乗り、帰りはスーパー日立に初めて乗り・・・と、”プチ鉄ゴコロ”がくすぐられた1日であった!