ルーマニア料理と海外勤務の憧れ

 大学時代の親友がルーマニアで仕事をするため、現在上京して、研修中。先日、4年ぶりに再会し、彼女のリクエストでルーマニア料理を食べに行った(ちなみにワタシも彼女も、ルーマニア料理初体験)。

 我々が食べたのはシェフのオススメコースというもの。
・前菜:いわしとなすのペースト&サーモンのペースト。それぞれをパンに乗せて食べる。個人的にはサーモンの方が美味しいと思った。    
・スープ:トマト味のスープ。さっぱりしてて美味しい。
・サラダ:よく覚えていないが、ごく一般的なサラダだったと思う。ドレッシングが、やや酸っぱかった。
・メインデイッュ:ムサカ(ナスとひき肉のパイ風重ね焼き)・サルマーレ(塩漬けしたキャベツを使った、ルーマニア風ロールキャベツ)・ミティティ(肉団子を棒状にして焼いた物)。サルマーレがさっぱりしていて、気に入った。ミティティはワタシ的にはさっぱりしすぎな感じがした。
・コーヒーとデザート(シャーベット)
 お土産として、復活祭の時に一般家庭でよく作られるというお菓子(名前は忘れた)を頂いた。総じて、さっぱり&あっさりしてて、塩味の料理というのがワタシの印象。お店の人も、そしてお店の雰囲気も良く、楽しい夕餉となった。

 彼女と話していて、そう言えばワタシも数年前、海外に行くぞー!と思ったことがあったのを思い出した。もっとも当時のワタシは、彼女のように志があって行こうと思ったのではなく、ただ単に何もかもがイヤになり、そんな時ふっと、”海外に行って、日本語教師になるのもいいじゃん!とにかく海外に行けば、今の生活とはおさらばできるし、ワタシの人生も変わるかもしれない”なんて、日本逃亡計画を企てていただけのことだった。

 結局はその後、進みたい道が見えてきて、逃亡中止となり、まぁそれなりに進んできて現在に至るのだけれど。今のワタシはあの頃のような気持ちで海外に行きたいとは思わないけれど、でも、”一度きりの人生だから、そんな体験してみるのもいいかもなぁ”と、依然として憧れる気持ちもあったりする。
 2年のルーマニア生活の後に、彼女がどう変わって帰ってくるか、今から楽しみである。何はともあれ、体に気をつけてねっ!